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刊行予定のお知らせ

RI内用療法の線量評価基礎から実践まで

TRTdoseとJSMPが協働し、国内外の専門家が培ってきた線量評価のノウハウと標準化の知見を体系的に整理しました。臨床導入と教育に直結するリファレンスです。

セラノスティックス時代に欠かせない線量評価。国際標準に追いつき、個別化医療を実現するには体系的な知識基盤が求められています。

国内初線量評価のノウハウを体系化

TRTdoseとJSMPが国内外の専門家とともに培ってきた線量評価のベストプラクティスを一冊に凝縮しました。

刊行予定2026年1月下旬〜2月頃リリース予定

詳細な手順とケーススタディを含む300ページ超の実践的リファレンスをお届けします。

FOR CLINICIANS ・ PHYSICISTS ・ TECHNOLOGISTS ・ RESEARCHERS

書籍『RI内用療法の線量評価』の表紙
国内初・TRT線量評価専門書

Dosimetry for Targeted
Radionuclide Therapy

TRTdoseとJSMPによる共同教育出版事業として、RI内用療法の個人線量評価に必要なベストプラクティスを収めた国内初の専門書です。

刊行予定
2026年1月下旬〜2月頃
監修
TRTdose × JSMP
ページ数
約100ページ
定価
本体5,000円+税
送料
別途250円(税込)
ISBN
978-4-910603-42-1
販売
(株)国際文献社
BENEFITS

本書の5つの特徴

この書籍ならではの構成要素と、その結果得られる現場での効用をコンパクトにまとめています。

BENEFIT 01

国内初の体系化で知識を共有

散在していたTRT線量評価の知見を一冊に集約。

  • 海外最新ガイドラインの潮流を踏まえた日本語ガイドで授業・研修へ即展開
BENEFIT 02

個別化医療を動かす線量技術

症例ワークフローで患者ごとに最適投与へ導きます。

  • データ取得→計算→報告をテンプレ化し、副作用を抑えた個別化医療を実現
BENEFIT 03

治験・用量設計の安全性を担保

Phase Iや用量漸増試験の根拠を明瞭化。

  • 111In/203Pb評価やTCP・EUDでリスク臓器線量と投与上限を可視化
BENEFIT 04

放射線物理×生物モデルを融合

MIRD計算とLQ系指標を臨床判断へ直結。

  • S値・TIAやBED/EQDX、OLINDA/モンテカルロツールの要点を一気に把握
BENEFIT 05

不確かさとリスクを制御

誤差要因とPVE補正を押さえて評価精度を底上げ。

  • 主要誤差とPVE補正をQA/QCと結び、安全マージンと説明責任を強化
課題

現状の課題

直前の「本書の特徴」で描いた価値を実装するには、まず現場が直面する壁を正しく把握する必要があります。症例選定やデータ取得の負荷、教育機会の不足などを整理し、『Dosimetry for TRT』で提案する測定手順・ケーススタディ・チェックリストへと接続します。

現場課題評価基準の不在

臨床現場で統一指標が不足

施設ごとに評価手法がばらつき、患者ごとの最適化と症例比較が難しいのが現状です。

参照資料更新が遅延

国際標準へのキャッチアップが急務

ICRP Pub.140やMIRD Primerなど最新指針に追随するための日本語リソースが不足しています。

育成課題教材の不足

教育機会の分散

研修プログラムや教材が散在し、若手育成が個人頼みになっている現場が多い状況です。

解決アプローチ

本書が示す実践ロードマップ

線量評価のワークフロー、教育・訓練の進め方、院内整備までを体系的に整理し、章ごとの活用ポイントと共に段階的な導入のヒントをまとめました。

TRTdose×JSMPによる共同編纂

核医学治療の研究者・技師・医師が集まり、臨床と教育の双方で使える標準的プロセスを整理しました。

ケーススタディと計算手順を網羅

実測データの取得から線量計算、評価報告書の作成手順まで、計算式とワークフローを段階的に解説します。

教育・研修に使える付録を収録

トレーニング用ワークシート、チェックリスト、施設導入用テンプレートなど、現場ですぐ活用できる付録を提供します。

目次

理論から現場導入まで、全10章を段階的に収録

TRTの基礎理解から線量評価、設計やオペレーションに至るまで滑らかに把握できるよう再構成しました。

Quick Overview

はじめに

はじめに

TRTdose会長の東達也氏とJSMP会長の福田茂一氏が、標的アイソトープ治療の現状と本書の狙いを語る巻頭言。

東 達也標的アイソトープ治療線量評価研究会 会長

福田 茂一日本医学物理学会 会長

第1章

標的アイソトープ治療と線量評価

標的アイソトープ治療線量評価研究会で培った知見を基に、臨床導入に向けた線量評価の考え方を整理します。

東 達也標的アイソトープ治療線量評価研究会 会長/量子科学技術研究開発機構 量子医科学研究所/QST病院(併任)

第2章

放射性同位体(ラジオアイソトープ、放射性核種)

放射性同位体の基礎性質と分類、臨床応用に向けた取り扱いのポイントを体系的に解説します。

坂下 哲哉量子科学技術研究開発機構 量子バイオ基盤研究部

石岡 典子量子科学技術研究開発機構 量子バイオ基盤研究部

第3章

MIRD法による線量評価

MIRD法の理論と計算手順を整理し、臨床で活用するための実務上の留意点を紹介します。

花岡 宏平学校法人 近畿大学 高度先端総合医療センター

右近 直之公立大学法人 福島県立医科大学 ふくしま国際医療科学センター 先端臨床研究センター

第4章

ファントムとS値

ファントム計測とS値の扱いを通じて、線量評価に不可欠な基礎データの取得と活用方法を示します。

小原 哲量子科学技術研究開発機構 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部

第5章

放射性薬剤と薬剤動態

放射性薬剤の薬理と薬物動態を理解し、線量評価に反映するための視点と実践例を紹介します。

前田 貴雅量子科学技術研究開発機構 QST病院

山田 崇裕近畿大学 原子力研究所

第6章

医療用内部被ばく線量評価に関連するソフトウェア

主要ソフトウェアの特徴と選定・運用のポイントを整理し、院内導入までのステップを解説します。

右近 直之公立大学法人 福島県立医科大学 ふくしま国際医療科学センター 先端臨床研究センター

第7章

TRTのための基礎放射線生物学と生物効果モデリング

放射線生物学の基礎と生物効果モデリングの考え方を整理し、TRT線量評価とのつながりを示します。

坂下 哲哉量子科学技術研究開発機構 量子バイオ基盤研究部

佐藤 達彦日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究センター/大阪大学 核物理研究センター

第8章

内部被ばく線量計算における不確かさとリスク

内部被ばく線量評価に固有の不確かさを整理し、リスク評価との結び付け方を解説します。

中村 光宏京都大学 大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 医学物理学分野

第9章

治験における線量評価

治験計画からデータ提出までに求められる線量評価の流れとチェックポイントを実務目線でまとめます。

渡部 直史大阪大学 大学院医学系研究科

用語集

用語集

本書で使用する専門用語を簡潔に整理した巻末リファレンスです。

黒河 千恵順天堂大学 保健医療学部

樋口 徹也群馬大学 大学院医学系研究科

渡部 浩司東北大学 先端量子ビーム科学研究センター

索引

索引

章を横断して参照できる事項索引で、必要な情報に素早くアクセスできます。

A4でチラシPDFを用意しました。主要ポイントを俯瞰したい際にご活用ください。

チラシPDFをダウンロード
想定読者

臨床・研究・教育の現場を支える多様な専門家の課題に応える

診療責任者、医学物理士、技術スタッフ、教育担当者など、それぞれの立場で線量評価を必要とする方々を想定しています。

核医学専門医

患者ごとの治療計画最適化と診療プロトコル整備に活用。

医学物理士

線量計算と品質保証の標準化、チーム教育の教材として活用。

放射線技師

測定・データ取得・記録の手順と安全管理を学ぶために利用。

教育担当者

大学・研修病院での講義や演習教材として導入しやすい構成。

監修・編纂

標準化を牽引する専門家ネットワークが総監修

臨床・研究・教育・産業の多職種が協力し、線量評価の最新知見と実務ノウハウを体系化しました。

東 達也

標的アイソトープ治療線量評価研究会 会長 / 監修

核医学診断と治療を架け橋し、標的アイソトープ治療の線量評価を切り拓いてきた第一人者

福田 茂一

日本医学物理学会 会長 / 監修

放射線治療物理の視点からRI内用療法の線量評価を牽引

TRTdose×JSMP 編纂委員会

編纂委員会

臨床・研究・教育・産業の多職種が協力し、線量評価の最新知見と実践ノウハウを体系化した。

予約情報

刊行までのスケジュールと予約開始までの流れ

予約申し込みは 国際文献社オンラインショップの専用フォームで受け付けています。公開スケジュールや更新情報は本ページとメールでご案内します。

現在刊行準備と最終校正を進行中

仕様確定後に予約受付フォームを公開し、確定次第メールでご案内します。

2025年10月予約受付開始

予約受付を開始。詳細は本サイトとメールでご案内します。

2026年1月下旬〜2月頃刊行・出荷開始

完成次第、予約順に発送。

予約フォームは新しいタブで開きます。必要事項をご入力のうえ送信すると、登録メールアドレスに確認メールが届きます。

予約フォームを開く(外部サイト)

※ 送料として別途250円(税込)を頂戴します。

法人・教育機関でのまとめ買いや個別導入のご相談は、国際文献社担当窓口(pub-post@bunken.co.jp)までメールでお問い合わせください。

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FAQ

よくある質問

予約開始時期や法人向け対応、書類の発行など、よくいただくお問い合わせをまとめました。

予約開始日はいつですか?

2025年10月下旬に公式サイトで受付を開始予定です。確定次第、登録メールアドレス宛にご案内いたします。

法人名義でまとめて注文できますか?

可能です。フォームから部数と納品先をご連絡ください。請求書払いにも対応いたします。

見積書・請求書の発行はできますか?

フォーム送信後、自動返信メールをお送りします。正式な見積書・請求書が必要な場合は事務局までご相談ください。